モノトーンレトリック

銀河英雄伝説について

本日は「銀河英雄伝説」通称「銀英伝」のアニメについて感想や評価など書いていこうと思います。

f:id:mono_tone_reversi:20180326225435j:plain

 

銀河英雄伝説とは

元は田中 芳樹さんのSF小説であり、アニメ化は1988年から2000年にかけて制作されています。

劇場公開アニメ3作、OVA本伝(全110話)、外伝(全52話)という現在では制作できない程の予算と時間をかけた作品です。

 

ストーリーとしては遠未来の銀河系を舞台としたスペースオペラとなっており、私たちの地球も登場し物語に大きな影響を与える存在ともなります。

自由惑星同盟側の「ヤンウェンリー」と銀河帝国側の「ラインハルト・ローエングラム」という2人の天才を中心に膠着していた銀河の歴史が動き始めるのです。

 

銀河英雄伝説の見どころ

スペースオペラということで、宇宙戦艦による戦闘も勿論ありBGMとも合わさって壮大な戦いを見ることができます。

本作品は戦闘だけではなく、民主主義とは何なのか?といった政治的に難しい場面もありただの戦闘物ではありません。

キャラクターも凝っており、台詞回しが特徴的で皮肉や都言葉なども多く使われております。銀河声優伝説と言われるだけあり、モブなキャラクター含め1人1役を意識し今や大御所ともいわれる方々を起用しております。

 

銀河英雄伝説の名言?

本作品において私が記憶に残った言葉をいくつか記述してみます。

ヤンウェンリー「政治の腐敗とは 政治家が賄賂を取ることじゃない それは政治家個人の腐敗であるにすぎない 政治家が賄賂を取っても  それを批判できない状態を政治の腐敗と言うんだ」

 

ヤンウェンリー「私が嫌いなのは、自分だけ安全な場所に隠れて戦争を賛美し、愛国心を強調し、他人を戦場に駆り立てて後方で安楽な生活を送るようなやからです」

 

オーベルシュタイン「「助からぬものを助けるふりをするのは、偽善であるだけでなく、技術と労力の浪費だ」」

等々

 

銀河英雄伝説が今なお人気なのは民主主義について考えさせられるストーリーでもあるからだと思います。田中先生自信がややリベラル派である為国家をないがしろにする台詞を多く使っていますが、政治に全く興味ない方でも自然と考えれるアニメだと思います。

 

4月より新アニメも放映されますので、旧アニメを一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?

現在ではDVDBOXも出ており、まとめて視聴しやすくなっていますよ。

https://amzn.to/2G74DGs

 

筆者 白